e-tax 確定申告書の電子送信方法(4パターン)備忘録

今回、令和2年分の所得税確定申告の電子申告(e-Tax)4パターンを試してみました。
ついでに会計freeeの確定申告システムからの電子送信(e-Tax)も試したので、全5パターンで電子申告送信してみました。
来年には忘れていそうな自分用の備忘録として記載しておきます。

  • ※e-Taxはダウンロード版、web版、sp版、確定申告書作成コーナー、それぞれに機能制限等があり、すべての機能を試したわけではないです。ダウンロード版でしか出来ない事や、SP版でしか出来ない事もあります。

以下の感想は所得税の確定申告書の電子送信についてのみの感想です。

e-taxと一口に言うけれど、所得税の確定申告を電子送信するには以下の4種類があります。それぞれ出来る事、使い勝手が全然違います。

e-Taxソフトダウンロード版、e-Taxソフトweb版、e-Taxソフトsp版(スマホ版)、確定申告書作成コーナー

それぞれ一長一短あるんだろうなぁと思って試したのですが、確定申告作成コーナーがベスト。
確定申告書作成コーナーは本当に良く出来ている。
逆に他はどれも、ん⁇…でした
FXや仮想通貨などがなければ、会計freeeの確定申告システムよりも良いと感じました。
国税庁の提供する電子申告システム4種類から選択するならば「確定申告書作成コーナー」一択だな。

ダウンロード版

ダウンロード版は全てに対応していて1番イイのかと思いきや、そんな事は無いです。
っつーか、むしろ全然ダメです。
確定申告書の作成及び電子送信では最悪です。
所得税の確定申告書の作成について自動計算とか全く無くてワープロのようにベタ打ちしなきゃです。
合計が誤っていても何もメッセージも出ません。
寄付金の税額控除か所得控除かの有利不利の判定など当然やってくれません。
インターフェースも分かりにくいし。
ダウンロード版でしか出来ない手続きの時には仕方なく使用しなければですが、確定申告書の電子送信での利用では一番ダメなソフトでした。

web版

ダウンロード版の機能が制限されている版。
これも使いにくくて全然ダメだなぁ。
web版の意味というか必要性ある?
ダウンロードしたくなければ、sp版も確定申告作成コーナーもある。
特に優れた所の無いweb版を利用する意味あるのかな??

sp版

マイナンバーカードで申告する人には良い。
icカードリーダーライターが無くても電子送信出来る。
でも年に1回しか使用しない人にはちょっと分かりにくい所もあり。
途中で何がダメなのか良く分からず前に進めなくなったり。
でも、来年には改善されてそうな気も。

確定申告書作成コーナー

一番、分かりやすい。
寄付金の税額控除か所得控除の有利不利もしてくれる。
インターフェースも分かりやすい。
有料ソフトの会計freeeよりも分かりやすい。
電子送信後、申告内容の確認から申告書の控等を出力すると、電子申告の受付番号や送信日時等が申告書に印字される。
これは確定申告書作成コーナーだけ。
他のやり方だと申告書には印字されない。
だから、受付システムのメール詳細と申告書控を別々に出力したうえでセットにしておかないと申告内容と申告日の確認が出来ない。
確定申告書作成コーナーから送信すれば、電子送信後の申告書を出力すれば申告内容と送信日が同一の書面で確認出来る。
ただ、コレが出力出来るのは電子送信直後の1回だけ。
だから、紙出力と同時にPDFで保存しておく必要があるので要注意。
とはいえ、最高でもない。

4パターン全てに共通する不便さとして、Excel等からのインポートが出来ない。
減価償却資産を1件づつ入力しないといけない。
不動産所得の各部屋ごとの内訳の入力も1件づつ入力が必要。
減価償却資産が多かったり、不動産の部屋数が多いと入力するのがシンドイ…
この点は会計freeeが一番便利(会計ソフトから一気通貫で申告まで出来るので当然だけど)